概念モデル

情報システムを一般の建築物や製造物と同様に考えると、ある種の図面が必要と言われています。業務フロー図やデータモデル図がそういった図面に相当しますが、これらの図面の中に関わるものが何を表現するかが重要です。

 

情報システムは一般の建築物や製造物と違って、目に見える物や部品を組み立てるわけではありません。ある情報システムで扱う業務の1つとして、「販売」という出来事があるね(これは1つの概念です)、売上金額が発生するね(これも1つの概念です)と認識し、これらのデータあるいは情報を扱う機能を設計・実装するわけです。すなわち、情報システムは、業務を構成する概念を積み上げて出来上がる製造物ととらえることができます。「概念」を理解するのが難しければ、業務を構成する言葉の定義を積み上げると言い換えても良いでしょう。

 

20年以上も向上していないコミュニケーション品質を改善するためには、業務を構成する概念を可視化し、関係者間で共通認識することが重要です。

 

参考URL

http://www.drinet.co.jp/blog/datamanagement-b/%E6%A6%82%E5%BF%B5%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%81%AE%E9%87%8D%E8%A6%81%E6%80%A7.html